予約システムは、お客様が空き枠を選んで申し込む「表側」だけでなく、受けた予約をどの担当者・どの部屋や設備に割り当て、変更やキャンセルにどう対応し、当日にどう案内するかという「裏側」の運用が整ってはじめて役に立ちます。汎用の予約サービスで足りるならそれが最も安価ですが、担当者ごとの対応可否、複数の設備の同時押さえ、会員種別ごとの料金や優先枠といった条件が絡むと、既製品では運用が回らなくなることがよくあります。
弊社の予約システム開発では、まず今の予約の受け方と当日の動きを伺い、システムで扱う範囲を決めるところから始めます。空き枠の計算方法、担当者の自動割り当て、リマインドやお礼の通知、既存のカレンダーや顧客台帳との連携など、業務に合わせて必要な部分だけを作ります。個人情報を扱うため、SSL/TLSや管理画面のアクセス制限といった基本も整えます。
こんなお悩みに
- 電話やメールで受けた予約を紙の台帳やExcelに転記しており、ダブルブッキングや記入漏れが起きている
- 担当者ごと・設備ごとに空き状況が違い、既製の予約サービスでは条件を表現できない
- 予約の変更・キャンセルの連絡が多く、その対応に時間を取られている
- リマインドの連絡を手作業で送っており、当日の無断キャンセルを減らしたい
- 予約データを集計して、混雑する時間帯や担当者ごとの稼働を把握したい
ご提供内容
- 予約ルールの設計
受付の単位(時間枠・コース・設備)、担当者や設備の同時利用条件、締切や上限、キャンセル規定などを整理し、空き枠がどう計算されるかを決めます。ここが曖昧なまま作ると、公開後に「受けられるはずの予約が受けられない」といった問題が起きます。
- お客様向けの予約画面
空き枠の表示から申込、確認、変更・キャンセルまでをスマートフォン対応で開発します。会員登録なしで予約できる構成にも、会員向けの優先枠を持つ構成にも対応します。
- 店舗・施設向けの管理画面
予約一覧、カレンダー表示、担当者や設備の割り当て、ステータス管理、顧客メモなど、日々の運用に必要な画面を用意します。担当者の自動割り当てのように、条件に応じて振り分ける仕組みも開発できます。
- 通知と連携
予約確定・リマインド・変更の通知をメールなどで自動送信します。お使いのカレンダーやグループウェア、顧客台帳とのAPI連携にも対応します。
- 公開後の運用支援
営業時間やコースの変更、繁忙期の枠調整、機能追加などを保守契約の範囲で行います。運用してみて分かった改善点を反映していきます。
進め方
- 01
予約の受け方のヒアリング
現在の受付方法、当日の動き、よく起きるトラブル、例外的な予約の扱いを伺います。紙の台帳やExcelがあれば、そのまま見せていただくのが早道です。
- 02
既製サービスとの比較
汎用の予約サービスで足りる場合は、そのままお伝えします。既製品で足りない条件がはっきりしている場合に限り、独自開発をご提案します。
- 03
ルールの確定と画面案
空き枠の計算ルールと画面の流れを文書にし、実際に予約を受ける方に確認していただきます。この段階で例外ケースを洗い出します。
- 04
開発と試験運用
ステージング環境で、繁忙日を想定した予約の入れ方や変更・キャンセルの操作を試していただきます。通知の文面もここで確認します。
- 05
公開と移行
既存の予約データの移行、通知メールの送信設定、公開時期の調整を行います。公開直後は問い合わせが増えやすいため、初期は対応を手厚くします。
向いているケース
- 担当者・設備・コースなど複数の条件で空き枠が決まる
- 既製の予約サービスを試したが、運用に合わず手作業が残っている
- 顧客台帳やカレンダーなど、既存の仕組みと連携させたい
- 予約データを経営判断に使いたい
向かないケース
- 条件が単純で件数も少ない場合は、汎用の予約サービスのほうが費用を抑えられます
- 決済や本人確認を伴う大規模な予約基盤は、体制についてご相談が必要です
関連する開発事例
よくあるご質問
既製の予約サービスと、独自開発のどちらが良いですか?
空き枠の条件が単純なら既製サービスが安価です。担当者や設備の条件、会員種別ごとの扱い、既存の仕組みとの連携が必要になると独自開発の出番です。ヒアリングの段階で率直にお伝えします。
予約と一緒に決済もできますか?
決済代行サービスと連携して事前決済やデポジットを受ける構成が可能です。カード番号を自社で保持しない設計にします。
既存の予約データは引き継げますか?
Excelや既存サービスからの書き出しデータをもとに移行できます。データの形式によって作業量が変わるため、事前に確認します。
関連する業種
関連する開発ガイド
- Excel・スプレッドシート業務をWebシステム化するタイミングExcelやスプレッドシートで回している業務が限界に近づくサイン、Webシステム化に向く業務と向かない業務の見分け方、段階的な移行とデータ移行の注意点を整理します。
- 要件定義とは何をすることか — 発注前に整理したい5つのこと要件定義はシステムで何を実現するかを合意する工程です。発注前に整理したい目的と成功条件、現状業務の流れ、利用者と権限、扱うデータ、やらないことの5つを、想定例を交えて解説します。
- 中小企業のWebシステムに最低限必要なセキュリティ対策専任の担当者がいない中小企業でも押さえておきたい Web システムのセキュリティ対策を、SSL/TLS・認証と多要素認証・権限の最小化・アップデート・バックアップ・ログ・個人情報の順に優先度をつけて整理します。
関連用語: API、要件定義、ステージング環境、SSL/TLS
監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開