Claude API(Anthropic)
公式サイトClaude API(Anthropic)とは
Claude APIは、Anthropicが開発する大規模言語モデル「Claude」を、自社のシステムからプログラムで呼び出すためのAPIです。文章の要約や分類、問い合わせへの回答文の生成、書類からの情報の抽出、構造化されたデータの出力といった処理を、システムの一機能として組み込めます。文脈として渡せる情報量が多いことと、決まった形式でデータを返す機能や、外部の処理を呼び出す仕組みを備えていることから、業務システムとの連携に向いています。利用量に応じた料金体系で、モデルの種類によって性能と費用のバランスを選べます。
弊社が採用する理由
弊社では、業務システムに生成AIの機能を組み込む案件で、Claude APIを主要な選択肢の一つとして採用しています。用途は、問い合わせ内容の分類と下書きの生成、書類や議事録からの項目の抽出、社内文書を根拠とした質問応答などです。社内文書を扱う案件では、PostgreSQLのpgvectorに文書の特徴量を保存し、質問に関連する文書を検索してからClaudeに渡すRAGと呼ばれる構成を採り、根拠のない回答を減らしています。API呼び出しはLaravelやNode.jsのサーバー側で行い、応答は決まった形式で受け取ってzodで検証してから業務処理に渡すため、想定外の出力が業務に混入することを防いでいます。OpenAIやGeminiのAPIとも同じ設計で接続できるようにしており、用途や費用、精度の評価結果に応じてモデルを切り替えられる構成を基本にしています。導入前には評価用のデータで精度を確認する工程を設け、期待どおりに動くかを確かめてから本番に組み込みます。
向いている案件
- 問い合わせの分類や回答の下書きなど、文章を扱う業務の支援
- 書類や議事録からの項目抽出と構造化データへの変換
- 社内文書を根拠とした質問応答(RAG)
- 既存の業務システムへの生成AI機能の追加
保守・移行の観点
生成AIのモデルは提供元によって定期的に更新され、古いモデルは提供が終了することがあるため、モデルの切り替えを前提とした設計と、切り替え時に精度を再評価する手順が必要です。利用量に応じた費用が発生するため、呼び出し回数と文脈の量を監視し、上限を設定します。個人情報や機密情報をAPIに送る際は、送信するデータの範囲と提供元の利用規約を確認し、必要に応じて送信前に除外します。AIの出力は誤りを含みうることを前提に、業務上重要な判断には人の確認を挟む運用を設計に組み込みます。一般的な情報であり、個別の事案は専門家・所管官庁にご確認ください。
組み合わせて使う技術
よくあるご質問
生成AIを組み込むと、業務データが学習に使われませんか?
API経由の利用ではデータが学習に使われないことが提供元の規約で定められているのが一般的ですが、規約は変わることがあるため、導入時に最新の規約を確認し、送信するデータの範囲を取り決めています。
どのAIモデルを使うかは選べますか?
はい。弊社では複数の提供元のAPIに同じ設計で接続できるようにしており、用途に応じた精度の評価と費用の比較を行ったうえで、モデルをご提案します。後からの切り替えも可能です。
AIの回答が間違っていた場合はどうなりますか?
生成AIの出力は誤りを含みうるため、業務上重要な判断には人の確認を挟む設計にしています。根拠となる文書を示す仕組みや、出力の形式を検証する仕組みで誤りの影響を抑えます。
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監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開