OpenAI API
公式サイトOpenAI APIとは
OpenAI APIは、OpenAIが提供する大規模言語モデルや関連するモデルを、自社のシステムからプログラムで呼び出すためのAPIです。文章の生成・要約・分類のほか、文章の意味を数値の列に変換する「埋め込み」、音声の文字起こし、画像の理解や生成など、複数の種類のモデルが同じ仕組みで提供されています。決まった形式でデータを返す機能や、外部の処理を呼び出す仕組みも備えており、業務システムの一機能として組み込むための基盤が整っています。利用量に応じた料金体系です。
弊社が採用する理由
弊社では、業務システムに生成AIの機能を組み込む案件で、Claude APIやGemini APIと並んでOpenAI APIを採用しています。特に、文章の意味的な検索のための埋め込みモデルや、音声の文字起こし、画像を扱う処理など、言語モデル以外の機能を組み合わせる場面で選ぶことが多いです。社内文書の検索では、OpenAIの埋め込みモデルで文書を数値化してPostgreSQLのpgvectorに保存し、質問に関連する文書を探してから回答を生成するRAGの構成を組んでいます。API呼び出しはサーバー側で行い、出力を決まった形式で受け取ってzodで検証してから業務処理に渡す設計は、どの提供元でも共通です。複数の提供元のAPIに同じ設計で接続できるようにしているため、精度の評価と費用の比較に基づいて用途ごとにモデルを選び、後から切り替えることもできます。導入前には評価用データで精度を確認し、期待どおりの動作を確かめてから本番に組み込みます。
向いている案件
- 社内文書の意味的な検索と質問応答(埋め込みとRAG)
- 会議音声の文字起こしや画像からの情報読み取り
- 問い合わせの分類、要約、回答の下書き生成
- 複数のAIモデルを用途ごとに使い分けるシステム
保守・移行の観点
モデルは提供元によって定期的に更新され、古いモデルは提供が終了することがあるため、モデルの切り替えを前提とした設計と、切り替え時の精度の再評価が必要です。埋め込みモデルを切り替える場合は保存済みのデータの再計算が必要になるため、切り替えの影響範囲を設計時に把握しておきます。利用量に応じた費用の監視と上限設定、個人情報や機密情報の送信範囲の取り決め、AIの出力に対する人の確認の運用は、他の提供元と同様に必要です。一般的な情報であり、個別の事案は専門家・所管官庁にご確認ください。
組み合わせて使う技術
よくあるご質問
ChatGPTを使うのとAPIを使うのは何が違いますか?
ChatGPTは人が対話するためのサービスで、APIは自社のシステムから自動的にモデルを呼び出す仕組みです。業務システムに組み込む場合はAPIを使い、データの扱いも法人向けの規約に基づきます。
複数のAIモデルを組み合わせることはできますか?
可能です。埋め込みは一つの提供元、回答の生成は別の提供元というように、用途ごとに評価結果と費用で選ぶ構成を弊社では基本にしています。
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監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開