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    nginx を採用する理由

    nginxはLEMP構成で使われる軽量・高速なWebサーバーです。杉並区・西荻窪でWebシステム開発を行う弊社がnginxを選ぶ理由、Apacheとの使い分け、設定と保守の考え方をまとめました。

    nginxとは

    nginx(エンジンエックス)は、ブラウザからの要求を受け取り、HTMLや画像を返したり、PHPやNode.jsのアプリケーションへ処理を引き渡したりするWebサーバーです。少ないメモリで多数の同時接続を処理できる設計が特徴で、LAMP/LEMP構成の「E」にあたります。Webサーバーとしての役割のほか、複数のアプリケーションの手前に立って要求を振り分けるリバースプロキシ、SSL/TLSによる暗号化の終端としても広く使われています。

    弊社が採用する理由

    弊社がnginxを採用する主な理由は、限られたサーバー資源で安定した応答を得やすいことです。中小規模のシステムでは、大きなサーバーを用意せずに、必要十分な性能を確保することが費用面で重要になります。nginxは静的なファイルの配信が速く、PHPアプリケーションとは別プロセスで連携する構成をとるため、アクセスが増えたときの影響を抑えやすいと考えています。また、リバースプロキシとしての設定が簡潔で、PHPで作った業務システムとNode.jsで作った補助的なサービスを同じサーバーで並べて公開する、といった構成も組みやすくなります。SSL証明書の設定やHTTP/2への対応も扱いやすく、ドメインとSSLの設定を含めてサーバー構築を一貫して担当する弊社の進め方に合っています。

    向いている案件

    • アクセス数の変動が大きいWebサイトやサービス
    • PHPとNode.jsなど複数のアプリケーションを1台で公開する構成
    • SSL/TLSの終端や複数サーバーへの振り分け(リバースプロキシ)
    • 画像やCSSなど静的ファイルが多いサイトの高速配信

    保守・移行の観点

    nginxはOSのパッケージとして提供されることが多く、OSの更新に合わせてセキュリティ修正を適用するのが基本的な保守になります。安定版と開発版が分かれているため、本番環境では安定版を使います。設定ファイルは記述が簡潔な反面、書き換えの影響が全体に及ぶため、変更前に構文チェックを行い、ステージング環境で確認してから本番に反映します。SSL証明書の有効期限管理と自動更新の設定、アクセスログとエラーログの保存期間の設定も定期的に見直します。古い設定を引き継ぐ場合は、暗号化方式などセキュリティに関わる項目を現在の推奨に合わせて更新することが大切です。

    組み合わせて使う技術

    よくあるご質問

    Apacheとnginxはどちらがよいのですか?

    優劣ではなく用途で選びます。.htaccessによるディレクトリ単位の設定が必要なCMSや既存サイトはApache、静的ファイルの配信やリバースプロキシが中心の構成はnginxが扱いやすい傾向があります。既存環境との相性も考慮してご提案します。

    WordPressをnginxで動かせますか?

    可能です。ただし、Apache向けの.htaccessによる設定はそのままでは使えないため、nginxの設定に書き換える必要があります。プラグインによっては追加の調整が必要になることがあります。

    既存のサーバーをnginxに切り替えるべきですか?

    現在の構成で問題がなければ、切り替えの必要はありません。表示速度やアクセス増加への対応が課題になっている場合に、サーバー更新の機会とあわせて検討するのが現実的です。

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    関連用語: LAMP/LEMPSSL/TLSステージング環境保守運用

    監修: Unlogical Systems合同会社杉並区・西荻窪)公開

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