- 読み
- でーたいこう
- 英語
- Data migration
- 別名・関連
- データ移植、マイグレーション
なぜ重要か
新しいシステムが完成しても、過去の顧客情報や取引履歴が入っていなければ、業務は始められません。データ移行はシステム開発の一部と思われがちですが、実際には「既存データの状態」に作業量が左右される独立した工程です。Excelの列が担当者ごとに違う、同じ顧客が表記ゆれで複数登録されている、必須項目が空欄、といった状態は珍しくなく、整理しないまま取り込むと新しいシステムに問題を持ち込むことになります。
発注・開発の実務での意味
見積りの段階で、移行対象のデータを実際に見せていただくことが最も重要です。件数、項目、記入のばらつきを確認しないと、移行の工数は見積もれません。「データ移行は含まれますか」と確認し、含まれる場合は次の点を取り決めます。
- 対象の範囲: 全期間か、直近数年分か。参照だけできればよいデータはあるか
- 整理の担当: 表記ゆれや重複の判断は業務を知る発注側でないとできないことが多く、開発側は整理用の一覧を用意して判断を仰ぎます
- 移行の回数: 本番の切り替え前にステージング環境で試験移行を行い、件数と内容を検証してから本番移行します
- 切り替えの手順: 旧システムでの入力をいつ止め、新システムでいつから入力するか。並行期間を設けるか
- 旧データの保管: 移行後も旧システムのデータを一定期間残すか
Excel運用からの移行についてはExcel・スプレッドシート業務をWebシステム化するタイミング、他社が作ったシステムからの移行は他社が作ったシステムの引き継ぎチェックリストで詳しく解説しています。移行の工程は開発期間にも影響するため、着手時期から逆算して計画します。
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監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開