- 読み
- こうすう・にんげつ
- 英語
- Man-month
- 別名・関連
- 人日、人時
なぜ重要か
システム開発の費用は、材料費ではなく主に人の作業時間で決まります。工数は、その作業時間の見込みを表す共通の物差しであり、見積書の金額がどのように積み上がっているかを理解する手がかりになります。工数の内訳を見れば、どの機能に時間がかかるのか、どこを削れば費用を抑えられるのかを発注者側でも検討できます。
発注・開発の実務での意味
見積書では、要件定義・設計・実装・テスト・導入支援といった工程ごと、あるいは機能ごとに工数が示されます。人月の単価は会社や技術者の経験によって異なり、同じ工数でも金額は変わります。工数が少なくても単価が高い場合と、その逆の場合があるため、合計額だけでなく内訳を見ることが大切です。
人月には限界もあります。人数を増やせば期間が短くなるとは限らず、連携のための会議や情報共有の時間が増えて、かえって工数が膨らむこともあります。フルスタックエンジニア制のように一人が営業から設計・開発・運用までを担う体制では、この連携コストを抑えられる反面、同時に進められる作業量には上限があります。
発注時には、工数の根拠(何をどのくらいの粒度で見積もったか)と、想定外の作業が発生したときの扱い(追加見積の条件)を確認しておきましょう。準委任契約では、工数がそのまま報酬の計算基準になります。
関連する用語
- 準委任契約 — 工数を基準に報酬を決める契約形態
- フルスタックエンジニア — 連携コストを抑える開発体制
- 要件定義 — 工数見積の前提となる工程
関連用語: 準委任契約、フルスタックエンジニア、要件定義、請負契約
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監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開