- 読み
- ひきのうようけん
- 英語
- Non-functional requirements
- 別名・関連
- 品質要件
なぜ重要か
同じ機能のシステムでも、同時に使う人数が10人か1,000人か、夜間に止めてよいか24時間動かすか、個人情報を扱うかどうかで、設計・構成・費用は大きく変わります。非機能要件は見積りの前提そのものであり、ここが曖昧なまま進めると「動くけれど遅い」「公開後に負荷で落ちた」「バックアップが無かった」といった問題が起きます。しかも機能と違って画面には見えないため、発注側からは気づきにくい領域です。
発注・開発の実務での意味
中小企業の業務システムやWebサイトであれば、次の項目を要件定義の段階で決めておけば十分なことがほとんどです。
| 項目 | 決めること | 決めないと起きること |
|---|---|---|
| 性能 | 同時利用者数の目安、待てる応答時間 | 繁忙期に画面が固まる |
| 可用性 | 止めてよい時間帯、障害時に許容できる停止時間 | 復旧の優先度が決まらない |
| セキュリティ | 扱う情報の種類、誰がどこからアクセスするか | 対策の過不足が生じる |
| バックアップ | 取得の頻度、戻せる期間 | 誤操作や障害でデータが戻らない |
| 運用 | 監視の有無、更新の頻度、対応時間帯 | 保守契約の範囲が決まらない |
| 移行 | 既存データをどこまで引き継ぐか | 移行作業が見積りから漏れる |
すべてを高い水準にすると費用が跳ね上がるため、「この業務は1時間止まっても問題ない」「この画面は月末だけ重くなる」のように、実態に合わせて水準を決めることが大切です。弊社では見積りの前提として、これらを一覧にしてお客様と確認しています。
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監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開