- 読み
- でぃーえぬえす
- 英語
- Domain Name System
- 別名・関連
- ネームサーバー
なぜ重要か
ブラウザにドメイン名を入力してWebサイトが表示されるのも、メールが正しい相手に届くのも、DNSがドメイン名と実際のサーバーを結びつけているからです。サーバーを移転するとき、ホームページを新しくするとき、メールの送信元認証を設定するときには、必ずDNSの設定変更が伴います。逆に言えば、DNSの設定を誰も触れない状態だと、サーバー移転もメール設定もできません。
発注・開発の実務での意味
発注側がまず確認すべきは、ドメインの管理画面(レジストラ)とDNSの設定画面に、誰がログインできるかです。以前の制作会社が管理したまま連絡が取れない、退職した担当者しかパスワードを知らない、といったケースは多く、これが原因でサーバー移転が止まることがあります。独自ドメインとSSL証明書の基礎にも書いたとおり、ドメインとDNSは自社名義で持ち、ログイン情報を社内で管理しておくべきものです。
DNSにはいくつかの種類の設定(レコード)があります。Webサイトの向き先を決めるA/CNAMEレコード、メールの届け先を決めるMXレコード、送信元の正当性を示すSPF/DKIM/DMARCなどのTXTレコードが代表的です。Webサイトだけを移転するつもりでメールの設定まで消してしまい、メールが届かなくなる事故は典型的な失敗です。切り替え作業は、現在の設定を全部控えたうえで、変更する項目だけを慎重に変えます。
また、DNSの変更は世界中に伝わるまで時間がかかります(TTLと呼ばれる有効期間による)。切り替え前にTTLを短くしておき、切り替え後に旧サーバーもしばらく残しておくのが安全な手順です。弊社ではサーバー移転の際、これらの手順を工程表に含めてご案内しています。
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監修: Unlogical Systems合同会社(杉並区・西荻窪)公開